大企業出身者は、独立して成功するのか?

こんにちは。矢島です。
最近、こんな質問をよく受けます。
「大企業出身者は、独立しても成功できますか?」
と。

結論から言います。
「有利でもあり、不利でもある」
これが、独立してみた私の正直な実感です。

そしてもう一つ。
会社員と独立は、本当に別ゲームです。

よく言われます。

  • 大企業での実績がある
  • 名刺に会社名が書いてあった
  • 大きな案件を動かしてきた

だから独立しても大丈夫だろう、と。

でも、独立してみてはっきり分かりました。
それ、会社員のゲームの中での話です。

独立した瞬間、
その「会社の看板」は、きれいさっぱり消えます。

会社員時代は、こういう世界でした。

  • 役割が明確
  • 評価基準がある
  • 仕事は基本的に降ってくる
  • 会社の信用が最初から付いてくる

営業にしても、
「JTBの矢島です」と名乗れば、まず話は聞いてもらえた。

マネージャーとしても、
「会社の方針」と「組織の枠」があり、その中で成果を出す。

これはこれで、相当レベルの高いゲームです。
簡単ではありません。

でも、独立すると盤面が丸ごと変わる。

独立すると、こうなります。

  • 仕事は自分で取りにいく
  • 値段も自分で決める
  • 評価は「次も頼みたいか」だけ
  • 実績がなければ信用はゼロスタート

昨日までマネージャーでも、
今日からは「一個人」。

実績を語っても、
「で、今は何ができるんですか?」と聞かれる。

これが現実です。

大企業出身者ほど、陥りやすい罠があります。

  • 資料は完璧だが、売れない
  • ロジックは正しいが、刺さらない
  • 肩書きは立派だが、指名されない

なぜか。

「組織の論理」と「個人が選ばれる論理」が違うからです。

独立後に求められるのは、

  • 分かりやすさ
  • 人間味
  • 実績より「この人に頼みたいか」

ここを理解しないと、かなり苦戦します。

一方で、これは断言できます。

大企業で鍛えられた経験は、使い方次第で最強です。

  • 修羅場をくぐった経験
  • 多様な人と仕事をした経験
  • 失敗のリカバリー力
  • 組織を見る視点

これは、独立後に必ず効いてきます。

私自身、
営業とマネージャーの両方を経験させてもらったことが、
今の研修やコンサルの土台になっています。

私が比較的スムーズに独立できた理由の一つは、
20年以上、パラレルワークを続けてきたことだと思っています。

会社の外で稼ぐ感覚。
自分の名前で選ばれる感覚。
うまくいかない現実。

これを、会社員時代から体験していた。

だからこそ、
独立=別ゲーム
という前提を、頭ではなく体で理解できていました。

独立して一番痛感したのは、これです。

「正しさ」より「選ばれるか」

どれだけ立派でも、
どれだけ理論的でも、
選ばれなければ仕事にならない。

逆に言えば、
完璧じゃなくても、
この人に頼みたいと思われたら、仕事は続く。

もう一度、問いに戻ります。

成功する人もいる。失速する人もいる。

分かれ目は、ここです。

  • 会社員時代の成功体験を「捨てられるか」
  • 会社の看板を外して、自分を磨けるか
  • 別ゲームだと認めて、学び直せるか

これができた人は、強い。
できなければ、どんな経歴でも苦しい。

私は、
大企業で育ててもらい、
パラレルワークで試行錯誤し、
50代で独立しました。

どれも、無駄じゃなかった。
でも、同じやり方では通用しない

だからこそ、今も学び続けています。

もしあなたが、

  • 独立を考えている
  • 会社の外で通用するか不安
  • 今の延長線に違和感がある

そんな状態なら、
「別ゲーム」という視点を、ぜひ一度持ってみてください。

世界の見え方が、変わります。

最後まで読んでいただき感謝です。