50歳で独立。20年副業していた私が感じた“会社員との違いとは?”

30年近く会社員として働いてきた私ですが、50歳で会社を辞めました。
いわゆる“安定した会社員”から、“不安定な個人事業主”にシフトしたわけです。
「怖くなかったですか?」
「大丈夫だったんですか?」と、よく聞かれます。
でも、実はそこまで怖くなかったんです。
なぜかというと、私は20年間、副業を続けていたから。
つまり、“独立する準備”は20年前から始まっていたということです。
今日は、そんな私の体験から「会社員と独立後、実際どう違うのか?」をリアルにお話します。
会社が守ってくれる世界から抜け出した話
会社員って、“守られる人生”なんです。
毎月決まった日に給料が振り込まれる。
保険や年金の手続きも全部会社がやってくれる。
仕事は上司や会社が回してくれる。
気づかないだけで、めちゃくちゃ守られていたんですよね。
でも、独立した瞬間、その守りはゼロになります。
看板も仕組みも、誰も助けてくれません。
でも私は20年間、副業で“守られない世界”を経験していました。
自分で営業して、自分で請求書を作って、自分で確定申告をして。
小さくても“自力で稼ぐ”経験があったから、「誰も守ってくれない世界」に対する怖さは少なかったんです。
独立とは、「守られる人生」から「自分で守る人生」へ変わること。
でも、準備さえしておけば、怖くはない。
私はそう思っています。
時間は自由。でも休むと不安になる日々
独立すれば時間は自由になります。誰にも怒られないし、好きな時間に働けるし、平日に温泉にも行けます。
でも……油断するとヤバいんです。
なぜなら、“動かなきゃ収入ゼロ”だから。
「今日は休もう」と思えば休める。
でも、その間売上はゼロ。
自由と責任はセットです。
私は副業時代にこれを何度も経験してきました。
「動かない=収入ゼロ」という当たり前。
だから独立後も、このプレッシャーは想定内。
けれど、「毎日が本番」なのは事実。
自由の裏にある責任。
それが独立後のリアルです。
稼ぐって、“誰かに選ばれる”ってことだった
会社員は「働けば給料」がもらえました。
でも独立後は違います。
「誰かに選ばれたとき」にしかお金は発生しません。
選ばれなければ、月収はゼロです。
私は副業時代からこの現実を知っていました。
ギター講師でもコンサルでも、お客様に選んでもらえたときだけ報酬が発生する。
だから、営業力や提案力は「生きる力」だと本気で思っています。
副業で20年積んできた“稼ぐ力”があったからこそ、私は50歳で独立できたんです。
「え?独立?」周りの目が変わった瞬間
「本当に会社辞めたの?」「大丈夫?」と、独立を決めたとき、いろんな声が届きました。
正直、心配されたり、少し驚かれたりします。
でも私は、あまり気になりませんでしたね。
20年間副業をしていたことで、“会社の外”の世界を知っていたから。
会社の中の価値観だけで生きていると、会社を辞める=非常識に見える。
でも会社の外にも、いろんな生き方や働き方がある。
私はそれを20年かけて知っていました。
だから、「周りにどう思われるか」で迷うことはありませんでした。
選べること。それが一番の幸せだった
会社員と独立、どちらが正解か?
それは、正直誰にも分かりません。
どちらが良い・悪いという話でもないと思っています。
でも、私が一番強く思うのは、「選べること」が何よりも幸せだ、ということ。
20年間副業をやってきて、50歳で独立した今。
「会社員のまま」も「独立する」も、自分で選べたことが何より嬉しいんです。
もしあなたが今、会社員でモヤモヤしているなら。
副業でも趣味でもいい。
何か小さな挑戦を始めてみてください。
それが、未来の“選べる自分”につながります。
選べる準備。
始めてみませんか?
50歳で独立した私は、心からそう思っています。
最後まで読んでいただき感謝です。