優秀な営業がいる会社ほど、旅行業界の法人営業は危ない!?
~属人化は、静かな経営リスクである~
旅行業界特化・法人営業/営業育成コンサルタントの矢島です。
旅行業界の法人営業で、
こんな状態になっていないでしょうか。
- あの人がいるから安心
- 彼がいるから大型案件は大丈夫
- 〇〇さんに任せておけば間違いない
一見すると、理想的な状態です。
しかし私は、
この状態こそが最も危険だと考えています。

属人化は「成果が出ているとき」に進む
営業の属人化は、
成果が出ていないときよりも、
成果が出ているときに進みます。
なぜなら、
- 結果が出ているから問題視されない
- やり方が共有されない
- 他のメンバーが育たない
気づいたときには、
- その人が異動する
- 退職する
- モチベーションを失う
そして売上が落ちる。
旅行業界は特に属人化しやすい
旅行業界の法人営業は、
- 無形商材
- 条件が可変
- 人間関係が成果を左右
- 価格より信頼
という特性があります。
つまり、
“あの人だから決まる”構造になりやすい。
しかしこれは、
組織としては再現できない状態です。
営業力が「個人の力」のままで終わる会社
属人化した組織では、
- ノウハウが共有されない
- 判断基準が言語化されない
- 若手が「なぜそうなるのか」を理解できない
結果、
- 行動はするが、成長しない
- 価格競争から抜けられない
- マネジャーが疲弊する
これは営業の問題ではありません。
設計の問題です。
優秀な営業がいることと、強い組織は別
強い組織とは、
- 成果が再現できる
- 判断基準が共有されている
- 人が変わっても一定の成果が出る
状態です。
優秀な営業が1人いるだけでは、
組織は強くなりません。
属人化が経営リスクになる瞬間
属人化が進むと、
経営はこうなります。
- 売上が人に紐づく
- 組織の価値が不安定になる
- 育成コストが増える
そして最も怖いのは、
営業力が“組織資産”として残らないことです。
旅行業界の法人営業は、
人に依存しやすいからこそ、
構造で整理しなければいけません。
営業を「再現可能」にする
営業を属人化させないために必要なのは、
- どこに需要があるのか
- 誰が決裁しているのか
- 何を聞けば判断軸が動くのか
を、整理することです。
これができれば、
- 若手が育つ
- マネジャーが教えられる
- 組織として安定する
営業は「個人の才能」から
「組織の力」へと変わります。
最後に
旅行業界の法人営業が
属人化していると感じたとき、
それは責めるべき状態ではありません。
整理すべきタイミングです。
優秀な営業がいることに安心するのではなく、
営業力を組織の資産に変える。
それが、
持続的に成果を出し続ける会社の条件だと考えています。
最後まで読んでいただき感謝です。

