ストレスの原因【ストレスは〇〇が生み出している】

本章ではストレスの原因とその軽減方法を解説していきます。

事前に申し上げますが、本章の「ストレス」を知るのストレス軽減方法は「運動をしましょう」や「カラオケに行きましょう」など、一時的な軽減方法ではありません。

人によっては目を背けたくなる、あるいは私にはそんな方法は取り入れられないと感じる方もいるかと思いますが、本章を理解し実践することでストレスは、ほぼ確実に無料で軽減出来ます。

もちろん、選択する、しないを決めるのはあなた自身ですし自由です。

では、第2章「ストレス」を知る、始めていきましょう。

ストレスの原因

あなたは普段ストレスは抱えていますか?

きっと大きなことから小さなことまで様々なストレスを抱えていることと思います。

では、その「ストレス」っていったい何者でしょうか。

ストレスとは

ストレスとは大きな枠組みでいうと外側からの刺激のことをいいます。

例えば、誰かに触れられた触覚であったり、目で見ている映像、視覚であったり、耳で聞こえる音、聴覚であったり。

これら全てがストレスです。

つまり、ストレスとは私たちが日常感じている感覚そのもの。

言い換えるとストレスは人間が生きていく上で無くてはならない感覚です。

一般的にストレスはネガティブなものと思われがち

しかし、一般的にストレスは自分(あなた)にとってネガティブな感覚であったり、あまり良いものではないものに思われがちです。

では、なぜ多くの人は身の回りにおこるストレスをネガティブなものとして捉えてしまっているのでしょうか。

ストレスは自分以外の領域で起きていることから生れる(刺激・影響)

まずはこちらの図をご覧ください。

私たちが普段感じているストレスは自分以外の領域「ヒト」「モノ」「コト」が発端となる事象から生まれます。

まずは自分以外の領域「ヒト」「モノ」「コト」とはどんなものでしょうか。

「ヒト」とは上司、部下、同僚、友人、家族など。
「モノ」であればパソコン、スマホ、本や時計などあらゆるモノ。
「コト」であれば言動、行動、喧嘩、戦争、天候、天災など。

では次に、その「ヒト」「モノ」「コト」が発端となる事象とはどんなものでしょうか。

「ヒト」が発端となる事象とは主に人間関係。
「モノ」で言えば、例えば、パソコンの速度、本の字の大きさなど。
「コト」は暑い、寒い、狭い、大雨、地震など。

これらの事象は全て自分以外の領域、つまり外部で起きている事象です。

そして、私たちはそれら外部で起きた事象をストレスだと判断してます。

ポイントはこの時点でのストレスはネガティブでもなくポジティブでもない大きな枠組みの中でのストレスという事です。

ポジティブなストレスとネガティブなストレス

ストレスはネガティブなものと捉えがちですが、ストレスにはポジティブなものとネガティブなものの2つが存在します。

例えば、外部で起きている事象(ストレス)が上司からの「ありがとう」という言葉だったとします。

その言葉が尊敬している上司からであれば、

『あの上司は私のことを認めてくれている、評価しているから「ありがとう」という言葉を言ってくれたんだ』

と思いポジティブなものになります。

逆に、嫌いな上司の場合、

『あの上司は私の事なんて少しも評価してないのに、上辺だけで調子のいいことを言ってる。』

と思いネガティブなものになります。

他の例でも同様です。

ある喫茶店でロック系のBGMが流れていて

ロック系の音楽が好きな人は居心地が良い(ポジティブ)と感じ、
ロック系の音楽が嫌いな人は居心地が悪い(ネガティブ)と感じます。

また、同じスペックのパソコンを使っていて、処理速度が早い(ポジティブ)と感じる人もいれば、遅い(ネガティブ)と感じる人もいます。

この様に外部で起きている事象が同じでも、人によってストレスはポジティブにもネガティブなものにも変換されます。

つまり、ストレスをポジティブなものにするかネガティブなものにするかは自分(あなた)の捉え方にかかっているということです。

ストレスをネガティブに感じてしまう原因

では、ここから、ストレスをネガティブに感じてしまう原因について解説していきます。

その答えは上段図の「ジャッジゾーン」に隠れています。

このジャッジゾーンには、あるキーワードが入るのですが、そのキーワードとは何か。

それは自分(あなた)の信念、正義、思想、教育、習慣、善悪、概念、価値観などです。

ストレスは自分の外側で起きている事象に対してなんらかのジャッジをし自分(あなた)の内側に取り入れます

そのジャッジの基準がジャッジゾーンにある自分(あなた)の信念、正義、思想、教育、習慣、善悪、概念、価値観などです。

例えば、前述した、上司からの「ありがとう」という言葉。

上司が自分(あなた)を評価していくれていると思っていればポジティブに

上司が自分(あなた)を評価していないと思っていたらネガティブになりましたよね。

これは、自分(あなた)の思い、信念からジャッジした結果、ポジティブ又はネガティブなストレスになっています。

つづいて、歯を磨くという行為ではどうでしょうか。

朝昼晩、食後に3回歯を磨かないと嫌だという人と1日1回でもいいという人。

1日3回磨くという人は1日1回歯を磨く人に対し

「1日1回しか歯を磨かない人なんてあり得ない、付き合いたくもない、不衛生」
とネガティブなストレスを感じ

1日1回歯を磨く人からすると1日3回歯磨きをする人に対して

「1日3回なんて面倒くさい、時間の無駄」
と、こちらもまた相手に対してネガティブなストレスを感じます。

これは、自分(あなた)の習慣や歯に対する過去の教育からジャッジした結果2つに分かれています。

つまり、外部で起きた事象はジャッジゾーンというフィルターを通し、自分(あなた)がポジティブなものかネガティブなものかどちらかに変換しているということです。

このジャッジゾーンの変換こそがストレスをネガティブなものにしている原因です。

ストレスの度合いは信念の度合いに比例

そして、ストレスの度合いは自分が持っている信念の度合いに比例します。

例えば、箸の持ち方。

誤った箸の持ち方をしている人を見て、

ある人は、何も感じない、あるいは「変な箸の持ち方だな」程度に感じる。

ある人は、「なんで正しく箸が持てないの?行儀が悪い!今後この人と食事はしたくない」と感じる。

箸の持ち方ひとつとっても人によってストレスの度合いは異なります。

このストレスの度合いの違いは自分のもっている信念の深さ度合いの差です。

正しい箸の持ち方ができなくても、ご飯を食べられればいいという信念を持っている人は、これまでの教育、親からの躾など、自分が育ってきた環境から箸の持ち方に対する信念が深くない。

一方、箸の持ち方、茶碗の持ち方などの行儀や作法についての教育、親からの躾を受けてきた人は正しい箸の持ち方に対する信念が深い。

前述した上司からの「ありがとう」という言葉も、上司の嫌い度合い=信念の深さによって、次の日忘れる人もいれば、10年以上忘れられない人もいます。

この様に、ストレスの度合いは自分(あなた)の信念の深さ度合いに比例しています。

(ネガティブな)ストレスは自分(あなた)自身が生み出している

いかがでしょうか。

ここまで
・ストレスとは
・ストレスはポジティブなものとネガティブなもの2つが存在する
・ストレスは自分の捉え方でポジティブにもネガティブにもなる
・ネガティブなストレスになる原因
・ストレス度合いは信念の度合いに比例する

という話をしてきましたが、(ネガティブな)ストレスは自分(あなた)自身が生み出しているということがお分かりいただけたでしょうか。

私は様々なシーンでこの話をするのですが、多くの場合、聞き手は

「更にネガティブな気持ちになった」
「全て、私のせいなんですね。落ち込みます。」

というネガティブな意見をいただきます。

でも、安心してください。

ネガティブなストレスを自分自身が生み出しているという事は、自分自身で何らかの対策が可能だということです。

なぜなら原因が自分にあるのですからね。

次項でその方法を詳しく解説していきます。

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